• 2020/08/24
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リフレクソロジー
みなさんこんにちは!

みなさん「反射区」という言葉を
聞いたことはありますか?

反射区とは足裏や手のひらにある
内臓や各器官に繋がると言われる
末梢神経が集中している部分です。

反射区を刺激することで、
内臓や各器官を活性化させる効果があり、
この考えに基づき
足裏から疲労改善をはかる療法を
リフレクソロジーまたは反射療法と呼びます。


実はこのリフレクソロジーは
「人類最古の治療法」と言われています。

現存するもっとも古い記録は
今から4000年以上前のものと言われる
エジプトの壁画です。
当時、位の高い医師であったと言われる
アンクマホールの遺跡から発掘された壁画には
足裏を揉んでいる人の姿が
描かれています。

中国でも足裏を用いる治療の歴史は古く、
中国最古の医学書である「黄帝内経」の中に
「観趾法」という記述があります。
観趾法とは足の裏を刺激する健康法のことです。

その他にも世界中の古代文明が栄えた国々で
足裏療法に関係する資料が見つかっています。

昔の人の経験と知恵によって
自然と生み出された民間療法ですが、
これを論理つけリフレクソロジーを確立したのは
1900年代始め、アメリカの耳鼻口腔科である
ウィリアム・フィッツジェラルド博士と
言われています。

当時はまだ完全な麻酔が存在しておらず
手術や治療には激痛を伴いました。

ウィリアム博士は、手術や治療の際に
多くの患者が痛みに耐えるために
肘掛や椅子の淵に足の裏や手のひらを
押し付けているのを発見し、
どこかに痛みを和らげる効果が
あるのではないかと考えたのです。

そこで西洋医学的観点から研究を進め、
人間の体を縦に10等分にゾーン分けし、
それぞれが足裏の同じゾーン部分に
対応しているという理論を確立したのです。

これはゾーンセラピーと呼ばれ、
現在のリフレクソロジーの基盤となっています。

さらに、アメリカの理学療法士である
ユーニス・イングハム女史は
ゾーンセラピーを細かく研究し、
足裏の特定の部位が体の各部位に
対応していることを突き止めて、
フットチャート(足の地図)を
作りました。

フットチャートの誕生によりリフレクソロジーは
ヨーロッパやアジア圏にも広がっていき、
世界各国で浸透するようになっていったのです。


日本でのリフレクソロジーといえば
アロマオイルなどを使っての
リラクゼーションや
足の疲れを癒すなどの目的の印象も強いですが、
イギリスでは「保険医療」として
認められています。

むくみや足の疲れの改善だけでなく
自分では気がつかない体の不調を
足が教えてくれるんです。

足裏を揉んで、
土踏まずあたりが痛ければ
「胃の疲れ」
食べ過ぎが続いていたり
ストレスが溜まっていることを
知らせてくれますし、
親指の腹は
「頭の疲れ」
考え過ぎていたり、
寝不足だったり。
脳への酸素不足でも
硬くなります。

即効性はありませんが、
自分の体を知る
自然治癒力を高める
といった意味で
期待が出来ます^^

時間のあるときに
足裏モミモミしてみてください!

特に今の時期、
夏に冷たい飲料を飲みすぎていたり
気温や湿度の影響により、
胃腸が疲れている人が多いです。

土踏まずあたりを押すと、痛くないですか?

是非是非試してみてください!^^



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