• 2020/09/14
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油と不調
みなさんこんにちは!

突然ですが、
日本には精神疾患の患者数が
約420万人います。
(2017年厚生労働省のデータより)

1999年の精神疾患の推計患者数は
約170万人。

20年もの間に約2.5倍ほど
増加しているのです。

もちろん社会でのストレスや
生活環境の変化など
要因は様々ですが
今回は栄養学にフォーカスして
お話しします。

栄養学の世界では
こういった精神疾患の増加は
脳の機能障害が原因であり、
油の摂り方によるものと
言われています。

というのも、脳は水分を除くと
約60%が脂質で構成されているからです。

筋肉の元となるのタンパク質が
食事から得られるように
脳を作り働かせる脂質も
食事から摂る油に由来します。

これらの脂質は、
神経の伝達細胞の構成成分で、
脂質が不足すると、
神経伝達細胞も不足し、
情報がうまく伝達されなくなってしまいます。

また、人間の身体には
約60兆個の細胞がありますが
その1つ1つを取り囲み、
バリアの役割をする膜は
油でできています。

もちろん脳の神経細胞もです。

細胞膜は、1つ1つの細胞を
区切る仕切りのようなもので、
脂質がなければ細胞は形を作ることができません。

脂質はなくてはならない栄養素なのです。

とは言っても
油ならなんでもOKと
いうわけでなありません。

油は大きく4種類に分けられます。

・不飽和脂肪酸(バターなどに豊富)
・オメガ3脂肪酸(青魚やアマニ油、えごま油に豊富)
・オメガ6脂肪酸(大豆油やコーン油に豊富)
・オメガ9脂肪酸(オリーブオイルなどに豊富)

ジャンクフードや安価な油、
スナック菓子など、
日常で摂取している油の大半は
オメガ6脂肪酸。

脳の活性化に役立つのが青魚などに
含まれるオメガ3脂肪酸です。

現代、日本人はオメガ3脂肪酸が不足しています。

脳内でオメガ3が不足すると、
認知機能、学習能力の低下や
うつ状態、集中力の低下など、
キレやすい、イライラしやすいなど
脳機能に様々な影響が出ることが
明らかになっています。

オメガ3脂肪酸を積極的に
生活に取り入れていきましょう!

注意点としては
アマニ油、えごま油は熱に弱く
加熱するとすぐに酸化してしまうので
サラダにかけたり、
生のまま使うこと。

炒め物に使うのであれば
エキストラバージンオリーブオイルが
おすすめです。

あとおすすめの食品は
ナッツです!
特にくるみにはオメガ3が
豊富に含まれています。

脂質だけでなく、
マグネシウムやカルシウムなど
ミネラルバランスも優れているので
間食にはぜひナッツを!!
(塩分・植物油脂不使用のものを選びましょう)


ダイエットや健康の為にと
油を控えている方も多いかと思いますが
逆効果になっている場合もあります。

良質な油を取って
見た目にも美しく
健康を目指しましょう!!




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