頸椎椎間板ヘルニアとは
頸椎椎間板ヘルニアとは、首の骨(頸椎)と首の骨の間のクッション(椎間板)に負担が掛かり、クッションの中身(髄核)が飛び出てしまう状態です。飛び出た中身(ヘルニア)が神経を圧迫することで、痛みや痺れを引き起こすといわれています。
軽度のときには肩こりや首の痛み、手の痺れなどの症状が生じます。重症化するにつれて首の動きの制限や、腕や手の痺れ、手を使う細かい動作が困難になるなど日常生活に支障をきたします。場合によっては歩行障害など下半身にまで症状が及ぶことがあります。
頸椎椎間板ヘルニアの原因と改善方法
頸椎椎間板ヘルニアを発症する原因としては次のような事柄があげられますが、当院では痛みや痺れの症状が出る原因はヘルニアがあることだとは考えていません。
筋肉は骨についており、筋肉が縮まって硬くなることで骨を引っ張り、骨格に歪みが生じます。骨格に歪みが生じると骨と骨の間のクッション(椎間板)が圧迫され、中身が飛び出ます(ヘルニア)。
しかし、ヘルニアがあっても痛みや痺れの症状が出ない人もいれば、ヘルニアがなくても痛みや痺れの症状が出ている人もいます。ということは、「ヘルニアが原因で痛みや痺れの症状が出ている」というのが正しいとは言えないことがわかります。
一般的に言われている原因
- 老化による椎間板の変形
- 姿勢の悪さによる負担の蓄積
- 外傷や運動による負荷
もちろん、ヘルニアになるということは筋肉が硬くなっているということなので、ヘルニアと痛みや痺れなどの症状に全く因果関係がないとは言えませんが、当院では痛みや痺れの根本的な原因は体液(血液・リンパ液・脳脊髄液)循環不良と考えています。そう考える根拠となる事例は大きく分けて次の3つです。
- 手術をしても痛みや痺れがなくならず、当院へいらっしゃることが多いこと
- 当院で施術を受けた方々が痛みや痺れを感じなくなるだけでなく、趣味のスポーツなどもできるようになっていること
- ヘルニア(飛び出た中身)自体に関与する施術はしていないこと
この3点を根拠に、当院では筋肉が硬くなることによる体液循環不良(血液・リンパ液・脳脊髄液)が腰椎椎間板ヘルニアの本当の原因と考えます。著しく硬くなっている筋肉やゆがみの強く出ている骨格を調整し、体液循環を良くすることが痛みや痺れの改善につながります。
当院の施術例
- ご利用者さま
- 43歳 女性(横浜市在住)
- カウンセリング内容
- 首に激しい痛みを感じ病院へ行ったところ頸椎ヘルニアと診断され、薬と湿布で様子を見ていました。しかし日に日に痛みが増していき、更には手に痺れの症状も出てきたため手術を勧められましたが、手術以外の方法を探して当院へいらっしゃいました。
- 施術内容
- 足首・股関節・お尻周りの筋肉を調整し、最後に肩甲骨周りを調整しました。首の痛みは10→6へ、手の痺れは10→2へ改善しました。姿勢がとても悪かったので座るときの注意点をお伝えし、10回目の施術時には趣味のテニスをしても痛みや痺れを感じないほどに改善しました。