- 寝起きの腰痛の原因とは?
- みなさんこんにちは!
寒さによる不調が増えていますが、
みなさまいかがお過ごしでしょうか?
今日は寝起きの腰痛についてお話します。
日中はあまり気にならないのに
朝起きた時に腰が痛い・・・
動き始めると段々痛みが和らいでくる。
そんな寝起きの腰痛ですが、
大きな原因となるものは
筋肉の硬さと内臓の疲労です。
朝起きた時の腰痛は
寝ている間に筋肉が硬くなり、
寝起きに体を動かす時に
無理やり筋肉が伸ばされることによって
引き起こされます。
特に冬の寒い時期、
体を丸めて寝ている方は、
寝起きに
あいたた・・・
となりやすいです。
本来であれば
寝ている間にも筋肉が硬くならないように
「寝返り」という機能が備わっています。
骨格の歪みや寝方によっても異なりますが、
寝ている間、腰には体重のおよそ4割の
負荷がかかります。
つまり、体重50キロの方であれば
約20キロの負荷がかかっているということです。
寝返りをしないことで
寝ている間に布団と接している部分の
血管が潰されて血流が悪くなり、
筋肉が硬くなります。
寝返りは、筋肉への負荷を分散し、
特定の部位へ負担が集中しないように
体を守ってくれています。
それだけでなく、
身体の歪みの修正や体温調整、
血流の促進や疲労物質を流したりする
役割も持っている寝返りですが、
大人になるにつれて寝返りを
しなくなったという方も
少なくないと思います。
実は大人でも一晩に20〜30回ほどの
寝返りが必要と言われています。
子供はたくさん動いても翌朝には
疲れが取れていることが多いですが、
寝返りによって疲労物質を流し、
骨格を整えることが出来ているというのも
理由の1つです。
朝起きた時の痛みだけでなく、
寝起きのだるさや疲れが取れないというのも
寝返りが関係しているのです。
(それだけではありませんが)
寝返りができない理由として、
大きく3つの原因があげられます。
*寝具が合っていない
寝具を選ぶポイントですが、
布団が柔らかすぎず、固すぎないこと。
よく、腰痛予防に柔らかい布団を
選ぶ方がいらっしゃいますが、
柔らかすぎる布団では
体が沈み込んでしまうため、
寝返りが打ちにくくなります。
枕の高さは仰向けで寝たときに、
正しい姿勢で立った時と同じ角度にすること。
高すぎても低すぎてもNGです。
枕も柔らかすぎるものだと沈み込んでしまうので
適度な硬さのものを選びましょう。
また、毛布が重いともちろん寝返りは
打ちにくいです。
特に筋力が低下している方は、
なるべく羽毛布団など
軽めの毛布がおすすめです!
*睡眠が浅い
睡眠中はレム睡眠とノンレム睡眠を
約90分の周期で繰り返しています。
体が眠って運動機能は制止している状態で、
浅い睡眠なのがレム睡眠。
脳が眠っている状態で、
深い眠りであるのがノンレム睡眠です。
ノンレム睡眠時には
成長ホルモンの分泌や疲労回復、
細胞の修復が行われます。
この2つの睡眠の内、
寝返りを打つのはノンレム睡眠のときです。
自律神経が乱れていたり
不規則な生活だけでなく、
アルコールやカフェインの摂取、
夜遅くにご飯を食べるなど、
消化やアルコールの分解のために
寝ている間にも脳が体に指令を
送らなければならない状態を作ってしまうと、
ノンレム睡眠に移行することができません。
眠りが浅い人は寝返りが打てず、
寝ている間に疲労回復や修復、
体の歪みの調整など行うことが
できないために疲れが取れないまま
朝を迎えてしまうだけでなく、
痛みが生じるリスクが高まってしまいます。
*日常生活の姿勢
普段から姿勢が悪い状態を続けていると、
骨格が歪み、筋肉が硬くなります。
通常、寝ている間にその日の
身体の歪みの修正や
回復が行われるのですが、
日常生活で毎日歪んだ状態が続いてしまうと
寝ている間に段々とその歪んだ状態が
普通であると脳の記憶が上書きされていきます。
そうなると、
身体の回復作業が行われていても
正しい骨格に戻すことが出来ないため、
筋肉の硬さや骨格の歪みも大きくなってきます。
寝返りを打つのには
筋肉や関節の柔軟さが必要なため、
硬くなってしまうと寝返りを打つことが
出来なくなります。
寝返りが打てないとさらに
老廃物が溜まり
筋肉は硬くなり
骨格が歪み・・・
と悪循環に陥ってしまいます。
寝相が悪いって、
よくないことのように思われがちですが、
身体にとっては正常な反応で
大切な機能なのです!
寝返りを打つ時にも腰が痛い方や、
筋肉が硬くなってしまっていると感じている方、
朝の身体の痛みにお悩みの方は
一度当院にお越しください!
一日のスタートはスッキリ気持ちよく!!
内臓疲労と腰痛については
また後日書きますね〜
一覧に戻る