• 2020/03/06
  • ブログ
カフェインは身体にいい?
みなさんこんにちは!


当院に初めてご来院されるお客様に
1日の水分摂取を聞くと

寝起きにコーヒー

お昼にコーヒー

夕方にコーヒー

夜はお酒

そういえばお水はほとんど取っていないかも・・・

という方がいらっしゃいます。

カフェインの入った飲料しか
摂っていなかったという方も
少なくありません。

カフェインは

コーヒー
紅茶
エナジードリンク
緑茶
烏龍茶

などに入っている成分です。

カフェインの入った飲料は
残念ながらお身体の改善に必要な
水分摂取に繋がりません。


その理由としてカフェインには

利尿作用
自律神経への刺激
筋肉を緊張させる

といった作用があるからです。


・利尿作用

カフェインの作用で代表的なのが
利尿作用です。

利尿作用という言葉は
みなさん耳にしたことがあると思いますが、

トイレの回数が多くなる

くらいの印象の方が多いのでないでしょうか。

通常、お水を飲むと
身体の隅々に巡り
栄養を届けたり老廃物を回収したり
様々な器官、組織、細胞に使われます。

しかし利尿作用のある
飲み物(コーヒーやお茶、お酒)を飲むと

身体に使われず、
そのまま尿として排泄されてしまいます。

それだけでなく
体内の綺麗な水とミネラルを
引き連れて出て行ってしまうのです。

極端な例ですが

お水1リットル飲んで
コーヒも1リットル飲むと

その日の水分摂取量はゼロに
なってしまうイメージです。


・自律神経への刺激

カフェインを摂取すると
眠れなくなる
と言いますよね。

これはカフェインが、
活動するときに優位になる
交感神経を刺激するからです。

忙しい時や、目をさましたい時、
頑張り時!というときに飲む
エナジードリンクにも、
カフェインがたくさん含まれています。
元気になる気がするのは
このカフェインが脳を興奮状態にしているからです。

自律神経(交感神経・副交感神経)が
バランスをとることで私たちの身体の
オン・オフをうまく調節してれているのですが

カフェインを取りすぎてしまうと
身体や脳が休みたい時でも
無理やり交感神経を優位にさせてしまいます。

これにより自律神経のバランスが乱れると
身体の回復に作用する
副交感神経の働きが悪くなるので

だるい
常に疲れている
睡眠障害
肩こり・腰痛

などの症状を引き起こしてしまいます。


・筋肉を硬くする

カフェインの効果の1つに
「カフェイン拘縮」というものがあります。

筋肉を硬くする作用です。

2004年までの20年間、
カフェインは
骨格筋の収縮を増大させるため
ドーピング検査の対象となっていました。

骨格筋は骨格を動かす筋肉で
一般的にいう筋肉とは
この骨格筋のことです。

この筋肉が硬くなることで
血管を圧迫し
血行不良による身体の不調を招いてしまいます。



しかし、
デメリットだけでなく
メリットもあります!

緑茶にはビタミンCや殺菌効果がありますし、
コーヒーや紅茶は
香りのリラックス効果や
集中力を高める作用があります。


ですので、
「コーヒーや緑茶は飲んではいけない」
と禁止にするのではなく
カフェインの作用を頭に入れつつ

カフェイン飲料を多めに飲んだ日は
お水もたくさん飲む

寝る前のスマホはやめる
(寝る前に明るい光が目に入ると
 交感神経がさらに優位になってしまいます)

コーヒーは飲むけど
その他の水分は水か麦茶にする

といった感じで
調整していければ
摂取しても問題ありません。
(なんでも摂りすぎはよくないですが)


私も休憩時間は
コーヒータイムを楽しんでおります☆


ほっとしたい時
頑張りたい時
ちょっとした一息つきたい時

そんな時にうまく使えるといいですね^^




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